MOTOYANの日々題
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| 2021年08月13日(金) |
フィールドオブドリームス再現 |
映画を観ることもまれで、当然映画の話題に疎いのでクイズのジャンルで「映画」は成績が悪い。先日、映画配信で「フィールドオブドリームス」をみた。 アイオワ州の農夫に「それを造れば、彼が来る」というお告げがあり、トウモロコシ畑に野球場を手造りしたら、過去のメジャーリーガーがトウモロコシ畑から現れてゲームが始まった。最後には現れた亡父とキャッチボールをやるという野球を題材とした夢と家族の絆をえがいたファンタジーだった。 30年前の映画だが、MLBは数年前からこの場所でゲームを開催するプランを立ち上げて準備をしてきた。昨年はコロナの影響で中止したが、ついに実現した。ロケ地のとなりにこの日のために5億円以上をかけて球場を造った。ナイターの試合だから照明塔もフェンスも正式に近い仕様で本格的だった。 ヤンキースとWソックスの対戦は映画で使用されたレトロなユニフォームの選手たちが外野のトウモロコシ畑からフィールドに登場して始まった。映画の主演だった俳優のケビンコスナーが「ここは天国かい?」「いや、アイオワさ!」という映画に出てくる名セリフを語ってゲームが始まった。 8000人限定の入場料金はプレミア感で15万円ほどになり、テレビの視聴者も全米で600万人と2006年以来最高の数字でその話題性が功を奏した。アイオワ州でメジャーの試合が行われたのは初めてで空港から続くトウモロコシ畑を1時間半かけて車で移動しなければならない場所でのゲームだったが、盛り上がってトウモロコシ畑に8本のホームランが突き刺さり、8-9という劇的なサヨナラでホワイトソックスが勝利した。 ちなみにヤンキースの先発は、先日までエンゼルスにいたヒーニー投手で相変わらずのホームラン供給ピッチングだった。 主催者は、来年もここでやると意欲的で他球団も名乗りを上げているらしい。
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