MOTOYANの日々題
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千賀が好投し、柳田がタイムリー、栗原が1球で犠打、甲斐がサヨナラ打とソフトバンク所属選手の活躍でアメリカとの接戦を制した。 オリンピックの順位決定は、変則のトーナメントで2回までは負けることができる敗者復活戦があるのでもう一度アメリカとも対戦する可能性が高い。金メダルを決める決勝戦だけ負けられない方式だ。 イスラエル戦に勝利したアメリカの投手が「今回の使用球は完璧だ。メジャーリーグもこのボールを使うべきだ。粘着物質も必要ないし、ロージンだけで十分だ」と話していた。 メジャーでは滑るボール対策でグローブや帽子などに粘着物質を隠し持って使用していたようで規則違反のため、禁止させるためのゲームの途中で検査が行われている。メジャーの投手も検査よりもボールを変えろと訴えている。 野球のボールは、メーカーによって微妙に異なる。昔は国内で製造されていたが、今はどのメーカーも中国で生産している割合が高い。メーカーが求める規格に違いがあるのだろう。 メジャーは、ローリングス社で個体差があって滑りやすいボールを使う。自国のスポーツメーカーだから歴史も長い。日本はよく言われた「飛ぶボール」のミズノ社製と今回のオリンピックで使用しているSSK社を使っている。 高校野球もだいたいこの2社のボールを使っている。 日本のボールが評判が高いのは、ものづくりジャパンのレベルの高さ間違いない。メジャーで日本のボールを使用すると日本人投手がもっとメジャーで活躍できる環境となる。滑るボール、縫い目の高いボールで力を出せなかったチャレンジャーは多い。 高校野球ではあまり見かけないが、ボールが地面にバウンドするとすぐにボールを交換する。これは傷や汚れでボールの回転が見えやすくなり、球種を読めないようにする配慮だ。あくまでも野球のボールは「白球」なのだ。
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