MOTOYANの日々題
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2021年07月31日(土) 傷口に塩

「傷口に塩を塗る」「泣きっ面に蜂」などのことわざは、不運や不幸なことの上にさらに不幸が重なることをいう。生きていくと運が悪かったり、うまくいかないことの方が多いものだ。
その時は気分が落ち込んでいるものだ。そんな時は周囲は激励や慰労の言葉をかけてあげることが多い。それでも当人は納得がいかない場合もあって時間の経過を待つしかない。
今回のオリンピックでは、競技終了後すぐに選手へのインタビューが行われる。勝ち負けに関係なく、質問に答えなければならない。勝って喜びの弁なら聞きたいと思うが、負けて悔しがっている選手の弁を聞くのは忍びない。柔道の団体戦でフランスに負けて銀メダルだった。すぐにインタビューが始まった。国会で証人喚問を行われているようで「説明責任」を求められているようで、選手は「申し訳ない」と答える。インタビューの質問に答えることで気分転換になり、敗戦を引きずらないのかもしれないが、なんか変な気分になる。
テニスの大坂なおみさんが、試合後のインタビューに応えたくないと大会をボイコットしたこともあった。当事者でなければわからないこともあるだろうが、せめて聞く側の質問が、答える側に配慮して答えやすいものにすべきだろう。
また選手へのSNSによる誹謗中傷がひどいという。匿名性があるようでないということを理解していない人の軽率さだろうが、大変な世の中になったものだ。なかなか止まないと思われるので少しでも気になってストレスになるならSNSから退会したり、近づかないことがよいと思われる。「知らぬが仏」だ。


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