MOTOYANの日々題
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2021年07月06日(火) アシスト力を高めよう

大谷君の27歳バースディで盛り上がるエンゼルスとレッドソックスのゲームをテレビ観戦した。最終回に一打出れば同点またはサヨナラの場面で大谷君に打順が回ってきたが大谷シフトに阻まれてレッドソックスの勝利だった。
レッドソックスはアメリカンリーグ東地区で1位で西地区4位のエンゼルスとは力の差が大きく、3連戦をスイープされてもおかしくない。明日、大谷投手が打線を抑えられるかが注目される。
強いチームと弱いチームの差を考えると投打の個人の力の差もあるが、今日のゲームをみていると「補殺力」の差が見えてきた。
野球をやっている人でも説明しにくい野球用語に「補殺」と「刺殺」がある。補殺はアシストと理解したほうがわかりやすい。サッカーでゴールにつなげたプレーにアシストが与えられるように直接アウトを取る前に行われたプレーで、例えばサードゴロで打者走者がアウトになったときにゴロをとって1塁に投げた三塁手(サード)に補殺、送球をとってベースを踏んだ一塁手(ファースト)に刺殺が記録される。フライアウトの場合は補殺は記録されず刺殺のみとなる。
今日のゲームでは、レッドソックスの守備は捕殺力の高さが目立っていた。
長打や送球の間に次の塁を狙って走るエンゼルスの走者をきわどいタイミングながらすべてをアウトにして追加点のチャンスを奪っていた。大谷選手の久しぶりの単打で2塁からホームに帰ってきたランナーをチャレンジに成功してアウトにした。レフトの正確な送球ときゃっやーの捕球と走者へのタッチがなんの無駄もなくアウトにした。左翼手に補殺がキャッチャーに刺殺が記録された。
外野の間を抜ける打球を打った打者走者は一つでも先のベースを狙って走る。タイミング的に微妙な場合が多いのである意味「賭け」の部分がある。それをことごとくアウトにする守備力も持ったチームが強いチームだ。ホームランは防ぎようがないが、長打の阻止はできる。エラーをしないことは前提にあるが、この紙一重のプレーの積み重ねがチャンピオンへの道だろう。


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