MOTOYANの日々題
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| 2021年07月05日(月) |
大相撲はスポーツか? |
大相撲名古屋場所が始まり、久しぶりに横綱白鴎が出場して元気な相撲をとっている。最強の力士に疑いの余地はない。 物心つき始めたころの状況は、まだテレビは普及してなくて地域に1台とかで相撲放送が始まる時間帯にはたくさんの住民がその家に集まって観戦していた。その流れで一緒に観ていた記憶がある。観られない日はラジオで取り組みを追いかけていた。 なぜか、月一度の大相撲の月刊誌があって写真をみてまだ字は読めないのにその雑誌を読んだ?漢字を覚えるのは力士の名前から始まった。若乃花、栃錦が横綱の頃でその後の柏鵬時代より前で柏戸・大鵬が平幕だった。ちなみに横綱白鳳のしこ名はこの柏鵬に由来する。 周囲の大人たちが地元出身力士の鶴ヶ嶺関を応援しているので自然とファンになり、毎日の勝敗が楽しみだった。この相撲ファンは、野球を覚える年齢まで続いた。 このころの力士は体も今ほど大きくなくて筋肉質な体型が多かった。時々「あんこ型」がいたが、体型からの動作の鈍さと病気やケガへつながりやすいことからお相撲さんの理想体型ながら、勝ち続けることは容易ではなかった。 現代ではあんこ型の力士が多くなり、筋トレなどで筋肉も強くなって取り組みにも迫力がある。ところが、激しさゆえのケガが多く発生して場所の途中で休場して数場所出られないという状況で今日も大関貴景勝が車椅子で退場して明日から休場となった。 大関は2場所連続で負け越すと降格する。横綱へあと一歩でケガして達成できないケースが多い。照ノ富士はケガをしなければとっくに横綱になっていた。 大相撲をスポーツとみるかエンターテイメントとみるかの違いはあるが、プロレスのように息の長いレスラーがいるのは、やはり「ショー」として暗黙の了解が存在するのではないだろうか。 けがをしない、させない。千秋楽に7勝7敗の力士がいたら勝たせる。とか昔はそれが当たり前だったような。しかし面白かった。
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