MOTOYANの日々題
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2021年01月13日(水) 今、人気の昭和歌謡

平成から令和にかわっている今時、昭和の歌がテレビで話題になっている。昭和を自覚して生きてきた45歳以上の人たちは、青春の頃に聞いた、聞き入った曲が紹介されると懐かしく感じるし、歌詞をほぼ記憶しているから驚く。つい今しがたのことを忘れてしまうし、今流行りの歌をカラオケで何度も歌っても歌詞は覚えられない。
1975年ごろから1985年までは音楽があふれていた。スター誕生などでアイドルが次から次へ出てきてテレビの歌番組はほぼ毎日あるし、ジャニーズの台頭やニューミュージック、実力のある作詞家、作曲家、編曲家が次々とヒット曲を出した。車にはカセットデッキがついていて自作のカセットテープが擦り切れるまで繰り返されてドライブ時には常にお気に入りの歌が聞こえていた。当然同乗者も聞かされるわけで同じジャンルの音楽に浸ってカップルが成り立つ時代だった。カラオケスタジオができて聞く音楽から歌う音楽へ移行してもみんなが同じ曲を共有する時代だった。そしてソニーが出したイヤホンで自分だけが聞けるウオークマンが出てから個人の好みがはっきりしてきた。イヤホンから漏れてくる雑音・騒音を聞いても何の曲か想像できないし聞いたことがない曲が多かった。
今テレビで出てくる昭和の歌は、その歌詞の深さや感動を現代の若者が共有できるものが多い。昨夜は、中島みゆきの「化粧」、これまでは太田裕美の「木綿のハンカチーフ」沢田研二の「勝手にしやがれ」などがボード付きで解説されていた。ほとんど歌詞は覚えているが、今見返してみて今更ながらに歌詞に感動することが多い。あの頃は歌詞を深く考えないで聞いていたのか、今だから理解できるのかわからないが、なかなか奥が深い。
30代の人たちは、昭和の歌は幼くて知らないはずだが、親とのドライブで車の中で聞かされた曲をしっかり知っている。昭和の歌が聞けなくなるのはあと何年後だろうか。


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