MOTOYANの日々題
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2021年01月09日(土) コロナで引退

大相撲初場所が明日開幕する。コロナ感染やクラスター発生で横綱白鳳をはじめとして関取14人を含む65人が休場という寂しい場所となる。最近の傾向として身体が頑丈でアスリート系の方々の感染が相次いでいる。ほとんど無症状に近いが検査をすると陽性だったという。
そんな状況下で序二段の力士が引退を決意した。理由を禁止されているSNSのツイッターで発信している。引退したからツイッターを堂々と使えることを明言して、このコロナ流行の折に両国まで出かけて相撲をとることは感染のリスクが高すぎるから休場を申し出た。しかしコロナが怖いというだけの理由では休場は許されない。出るか辞めるかの選択を迫られて、やはり怖いので引退を選んだ。というツイートだ。
プロフィールでは角界入りして7年目の22歳で最高位は三段目ということで引退への一つのきっかけになったかもしれないが、まだ若いので次のステージで大きな花を咲かせてもらいたい。
人それぞれに物事に対する感情は異なっていて、たとえば雷に対して稲妻がきれいだという人もいれば、遠くでなり始めたころから布団をかぶって恐れ震える人もいる。コロナに対しても同様で「恐れ」の感情は差が大きい。身体が大きいとか男だからとか力が強いとか全く関係ない。
休場の申し出があった時に受け入れなかったことは今後に問題を残すような気がする。臆病者として扱われるにはおかしな話だ。これからSNSを使っての反撃が起こりそうな予感がする。
個性の尊重はこれまでも言われ続けていたが、LGBTのようなのようなセクシャルマイノリティも深く考慮され始めている中での今回の相撲協会の判断はいかがなものかと思う。65人が66人になっても大きな差はないと思うのだが。


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