MOTOYANの日々題
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2020年12月19日(土) 現金書留を送る

遠方に住む親戚に不幸があって香典を送るために現金書留を持って郵便局へ行った。地域にある小さな郵便局だから駐車場も2台分しかなくしかも狭い。前進で入れるとお尻が道路に飛び出そうな広さしかない。壁までくっつけると徒歩で来た人が通れなくなる。
前進で入れ終わったときに歩いてくる男のお年寄りが見えたので車の前を通れるように少しバックしているとその人がいきなり車の後ろに回って「オーライ、オーライ」と手招きを始めた。少しバックしたのを用件が終わって帰るところだと勘違いしたのだろう。
当然のことながら、ギアをバックに入れて誘導に従い道路に出て、感謝のお辞儀をして郵便局から離れた。エンジンを止めて車から降りて「今来たところです」というのが悪いなぁと思うほどの誘導に今書留を出さなくてもいいではないかと判断した。周辺を一回りして30分後に本来の目的を達成した。
現金書留を何年ぶりに出しただろうか。学生の頃は、実家から月に一度の現金書留を首を長くして待っていたものだった。現金を送金する唯一の方法だった。銀行口座への振り込みなんて一般的ではなかった。損害賠償のため入っている額によって料金も異なり、結構高かった。銀行間の振込手数料も今でも高いと思うが送る側の負担だから受け取る側は気にならない。
専用封筒が21円、以前から進化していて複写式ではなくなっていた。金額を書く欄もない。以前は封筒に複写で送り主が書いた金額の跡が残っていて開封しなくても中身がわかっていた。送料は1万円を送るのに529円だった。
郵便局の人とも話したが、送金はほとんど電信振込になって現金書留は少なくなってきているので将来はなくなるのではと予想される。ただ、今回のように慶弔袋に現金を入れて送る方法が今はこれしかない。ゆうパックに入れるとオレオレ詐欺だし普通郵便で現金は送れない。電報や花キューピットのサービスのようにのように先方で慶弔袋に入れて配達してくれるサービスはできないものだろうか。


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