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2020年12月11日(金) FA権行使

プロ野球のストーブリーグが開幕してFA権を取得した選手の動向が報道されている。取得して残留する、日本の他球団から乞われて移籍をする、メジャーに行くなど様々だが、トレードと異なり、選手自身が選択できる制度として選手会を中心にプロ野球機構と交渉して得た権利だった。
プロ野球の1年は145日ということで一軍登録が、入団時の条件にもよるが7〜9年で資格を得られる。高給取りなら人的補償が必要で広島から読売に移籍した丸選手の場合は長野選手が広島に移った。
元プロ野球選手里崎氏によるとFAを行使する理由は4つのパターンがあり、優勝したい、あこがれの球団、故郷の球団などの「夢追い型」、出番が多い「出場機会優先型」、より年俸の高い「金銭追求型」、FAしないやFAして残留などの「チーム愛最優先型」をあげている。
今年も対象の選手がいるが、注目されている横浜DeNAの井納・梶谷両選手のうち梶谷外野手が読売への移籍意向を示した。Bランクの選手で人的補償と年俸の4割もしくは年俸の6割の金銭が読売から横浜に渡される。読売の外野手はセンター定着の丸選手をはじめ、成長著しい松原選手、ベテランの亀井・陽選手、若手の立岡・石川・重信選手と他球団ではレギュラークラスの選手がいてその中に梶谷選手が入るわけでいわゆる「飼い殺し」が起こりそうだ。
外野のポジションは3つしかないのでドラフト会議でも外野手の指名は少ない。強打者であるか特別に足が速い選手が優先される。今年の打率2位だった梶谷選手がレギュラーに定着できるか注目される。4年前に日ハムから移籍した陽選手は代打でもなかなか出てこないこの頃で移籍しなければもっと出番があったのではと思う。夢追い型か金銭追求型だったのだろうか。
他球団の戦力を低下させる目的の「戦力弱小化型」のFAもあるのだろう。井納選手も読売に移籍かな?


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