MOTOYANの日々題
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2020年11月23日(月) 秘密の里。大川内山

テレビの「開運なんでも鑑定団」で陶磁器が出品されると古伊万里や有田、鍋島などとよく出てくるが焼物に対して興味も知識もなかったので佐賀の伊万里市を訪れた。
市街地から郊外のほうへ向かうと険しい山に挟まれた谷あいを大川内山と呼び、伊万里焼の窯元が連なる街並みがあった。入り口に関所跡があり、鍋島藩が極秘に伊万里焼を作り、献上していた歴史が見られた。
薩摩焼の窯元がある美山と同じように豊臣秀吉が朝鮮遠征時に拉致もしくは亡命させられた高麗人が大陸の陶磁器を伝え、製造した場所でもあった。日本磁器のふるさととして日本遺産にも登録され、休日でもあり、紅葉の季節とも重なって観光客が訪れていた。
3時間ほど散策して、古伊万里とは有田焼が主で伊万里の港から出荷されたことから名付けられたことや佐賀鍋島藩は技術の流失を防ぐための関所や陶工の移動禁止などの政策をとった歴史など少し認識が高まった。
記念に安価な近代風の湯飲み茶わんを買ったが、三桁ほど高いものとの差がよくわからない、ダイソーでも似たようなものがあるぞと思ううちはこれで十分の800円だった。
佐賀の田園地帯を渋滞なく進み、インスタ映えするとして有名な場所を回って写真を撮って小郡に帰り着いた。


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