MOTOYANの日々題
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2020年11月04日(水) 詰めが甘い

広島カープの森下投手と今年の新人王を競っている読売ジャイアンツの戸郷投手は昨日のゲームで9回二死まで完封ペースで投げていたが、菊池選手に同点2ランを浴びて完封も勝ち星も逃してしまった。試合後「詰めが甘かった」と話した。
最終回のツーアウトでホームランを打てば同点になる場面ならホームランを狙ってくるのは当然であり、しかも百戦錬磨の曲者である菊池選手ならあり得ると思っていたら初球の真ん中に来たストレートを見事にライトスタンドに運んだ。投手だけの責任でもない。サインを出した捕手、二死2塁の場面で敬遠もある場面でベンチは当然ボールから入ってくると思っていたのかもしれないが、ベンチから確認の指示のなさなどにも原因があった。引き分けで終わったのが幸いだったが惜しかった。新人王はこれで逃してしまった。
春の選抜への切符がかかる地区大会の準々決勝で神村学園は明豊相手に7回まで4-0で勝っていたが、8・9回に3点ずつを与えて敗戦し、選抜出場は厳しくなった。明豊の逆転劇を演ずる実力に感服するが、あの場面でもう少し何とかならなかったのかと後悔することだろう。1回戦ならまだしも勝てば甲子園という場面だった。
先週末の女子ゴルフで2日目まで5打差でトップだった勝みなみ選手も最終日に伸ばせず、ルーキーの西村選手に逆転されて1打差の2位だった。西村選手の7アンダーはいわゆるゾーンに入っているようなゴルフだったが、初日・2日とも5アンダーでラウンドしていたのにパープレイで終わった。あと一打か二打を何とかできなかったのかと後悔しただろう。優勝を逃し、賞金も700万円以上の差で残念だった。
「詰めが甘かった」という後悔は、少ししっかりやれば勝っていたということで実に惜しい。人生でこのような逆転劇はよくあることで、負けるだけでなく、勝つこともある。最後は、冷静な判断とミスを犯さない行動が大切だとつくづく思う。それでも負けてしまったならば、相手を称えるしかない。


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