MOTOYANの日々題
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2020年10月28日(水) 今年のコスモス

秋の花めぐりをしている中でその代表であるコスモスが、今年は咲くのが遅くて、成長が悪いのか背丈が低くて貧弱な状態をみてきた。だからコスモスにはあまり期待していなかった。
数日前から新聞やテレビで頻繁に出てくるコスモスの見ごろを迎えたという場所に出かけた。都市農業センターという市の施設で市民に小さな農地を貸与して市民農園として農作物を耕作させたり、品種改良などの研究をしている施設でその一角に「季節の花園」というふれあいコーナーを設けている。
春は菜の花、夏はひまわり、秋はコスモスというように見ごたえがあるくらいには整備されている。
平日にも関わらず多くの人が訪れていて一面のコスモス畑を散策したり、芝生でお弁当を広げていた。肝心のコスモスも背丈は低いものの満開に近く、色とりどりのコスモスが混在して植えられていてそのグラデーションに感動した。これまでみたコスモス畑は、同じ色のコスモスのエリアが分けられていたので集団としての美しさがあったが、ここは多民族国家のような華やかさがあった。
草花は横から見ると重なっているように見えるが、上から覗くとそれぞれの花や葉が太陽の光を浴びるために重ならないように成長していく。特に花は受粉のためにハチなどの虫が止まりやすいように咲いているそうだ。上からカメラを向けるとそれがよく分かった。背丈が低いから楽して上からの画像が撮れた。
定番の薄紅色のほかに白・黄・濃紅・オレンジなど11種類のコスモスが咲き乱れていた。11種類の種を混ぜて販売するやり方を「パレード特選混合」というそうで最近の流行らしい。今後多くのコスモス園がこのような栽培を進めていくのではないだろうか。品種改良で11種類ものコスモスができた結果である。あと1週間が見ごろだろう。


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