MOTOYANの日々題
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2020年10月08日(木) まぼろしの陽性者

奄美大島の東側に位置する人口7千人の喜界島で初のコロナ感染者がPCR検査で判明したが二日後に誤診だったとして取り下げられた。
発生の報道を聞いた時から不思議だと思っていた。患者は1歳、親は陰性しかも周囲には島に出入りした人はいない、ということだった。濃厚接触者がいない状況で発生があるのかという疑問だった。
離島のPCR検査のシステムは検体を現場でやるのか別の場所でやるのかわからないが、検査の結果が陽性だったから患者発生の報道がなされたことに間違いない。疫学的調査や聞き取りで、どう考えてもあり得ないことだから取り下げられたに違いない。
感染の可能性としては、雨や風によって島に降ってくるか飛んでくる。ウイルスがお菓子か何かの包み紙に付着したまま島に運ばれて来て、それを口に入れたくらいしか考えられない。なにせ1歳の子供だからだ。
そうなるとPCR検査の精度にも不安が生じる。陰性を陽性へ陽性を陰性へ判定ミスされた人も多いのではないだろうか。今回の場合は取り下げられて平和だったが逆だと面倒なことになる。「まぼろしの陽性者」は笑い話で済むが「間違いの陰性者」はたいへんだ。


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