MOTOYANの日々題
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2020年10月02日(金) おやじ(熊)に注意

スーパーの米売り場に今年の新米が山のように積まれ、果物コーナーにはミカンやリンゴ、ぶどう、梨など秋から冬の果物が並び始めて、いよいよ秋がやってくる気配だ。
東北や北関東では、人がクマに襲われる事故が多発し、しかも山や森ではなく市街地で起きているからとても危険だ。冬眠に備えて脂肪を蓄積するためにエサを求めてやってくるのだろうが、人を恐れずに攻撃までしてくるから厄介だ。
つい今しがたのことは思い出せないこともあるが、高校3年生の国語のテストで有島武郎作「カインの末裔」の一部分が出されて、「ここらおやじが出るずら」のおやじは何の意味か?という問いを思い出した。答えは「熊」だった。
前日にたまたま問題集をみたら同じ問題があり、答えまで覚えていた。そしてこの試験に関しては、学年1位の点数をとれた。もちろん最初で最後の出来事ではあったのだが。
2年前青森に出かけて聞いたが、熊の好物(例えばタケノコ)がある場所に人が入ってくるとエサを守るために襲ってくるが、子連れでない限り山で出会っても熊が逃げるそうだ。
日本では、熊よりも上位に君臨する動物は人だけだが、マタギが減り、熊の生息地であった里山が人の宅地にかわり、そこに住む人たちが動物愛護を優先させるのでいつの間にか熊のほうが上位に位置づけられるようになった。人を怖がらなくなってしまった。
四国と九州では絶滅して熊はいないだろうが、人間が舐められるとサルやイノシシなどの野生動物に危険を感じなければならない時がやってくるに違いない。


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