MOTOYANの日々題
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秋の彼岸で「墓参り」に出かけた。3か月に一度くらいのペースだが、行くたびに墓地の景色が変わっている。数年前は墓石がぎっしりと立っていたが、少しずつ減ってきて、今では更地になったところが多くなっている。 いわゆる「墓じまい」現象が急速に広がっている。 少子化と高齢化によってお墓を継ぐ人がいない、墓参りをすることが難しい、などの理由で永代供養方式へ変わっていくという時代の流れだ。 幼いころからお墓には、ご先祖様の魂がいるので感謝と畏敬の念を込めてお参りしなさいと教えられて、ことあるごとに墓参りをしてきた。というより同伴させられた。生花と墓柴(ヒサカキ)を供えているので水替えや枯れた花の交換など週に数回ほど出かけなければ管理できないので今では造花を供えてあるところがほとんどだ。 秋川雅史さんが歌った「千の風になって」の歌詞を聞いて、私を含めて多くの人が認識を新たにした? ♪私のお墓の前で泣かないでください そこに私はいません 眠ってなんかいません♪ お墓には、骨は納骨されていてもご先祖さまがいるわけではない、それなら全部まとめて納骨堂で永代供養してもバチはあたらない。花を枯らすよりいいのではないか。という合理的発想が墓じまいにつながっているとかいないとか。 冗談はさておいて墓じまいも手続きがあり経費も掛かるようだ。面倒だから次の世代にゆだねようと思う。
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