MOTOYANの日々題
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経験したことのない大雨、最大瞬間風速80m、特別警報発令などととんでもない台風がやってくる前日は、嵐の前の静けさなのか好天に恵まれて運動会や体育祭が開かれている放送が聞こえてきた。 コロナで運動会は中止になるのかと思っていたが、午前中のみとか午前・午後に分けられて行われている。主役の子供たちはいつもの半分だけでも楽しめたのではないだろうか。 昼食時間を設定していないので早朝からの運動会弁当作りも必要なく年に一度のイベントが消えて寂しい母親もいたに違いない。 体育祭が行われている高校の近くを車で通過したときに閉じられた門の外からビデオカメラでグランドの様子を撮影している人(ほとんど母親か?)が多くいた。校内に入れてもらえなくて外からの撮影だったのだろう。 昔は高校生の子供が保護者に「体育祭は見に来るな」と言われ、見たいけど見られないことが多かった。そもそも高校の体育祭は平日に開かれていたので行けないこともあった。それでも見たければ子供にばれないようにグランドの外や物陰からそっとのぞき見していたことだろう。 聞いてみると今年は、コロナ感染防止のために観戦希望の保護者にIDを発行してそれがあれば校内に入場できたそうだ。ただし子供一人に2名までという制限がかけられていて両親が行けば、兄弟も祖父母も入れないという。 IDをもらえなかったり、もらいそびれた親族が校外のグランド周辺にいたのだろう。 近年の高校体育祭は、生徒募集や保護者満足度を高める手段として「見せる行事」になっている傾向にある。聞いたところによると、50年前の頃は準備のために応援団や役員は、ほぼ徹夜で準備をしていたとのこと。もちろん先生はいなくて、焼酎を飲みながらやったという。まじめな高校生活を送ったものからすると「盛っているのでは?」と思うが酒盛りは事実だったようだ。
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