MOTOYANの日々題
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2020年09月03日(木) 二つに分けること

一つのものを二つに分けることは、多くの機会にやってきた。時には三つに分けたり、それ以上に分けることもあるが二つに分けることを前提に考えてみた。
分けるといえば、同じずつに分ける「等分」が基本である。1000円を500円ずつに分ける場合のように数値で表されるものは分けやすい。文句も出にくい。しかし1個のパンを同量に半分に分けるのは難しい。特に食べ物に関しては分けにくいのに均等割りへの期待が高い。好きなものであれば、たくさん食べたいのも道理だ。
巣ごもり生活でクッキングパパ化してしまったので麻婆豆腐の素を使ったマーボードーフに挑戦した。もちろん買い物から始まる。店に入り、豆腐の購入だ。いろんな種類の中から、2パックに分けられている合体パックを選んだ。それから3人前×2パック入りの麻婆豆腐の素を購入した、
箱に書いてあるレシピをみると購入した豆腐の1パック分では足りないので1パックと半分を準備した。パック豆腐の歴史も長いけどプラスチック容器から中身を取り出すことに関してはまったく進化していない。「開け口」と書いてあるがその部分は硬くて手の力が負ける。強引にやると破れて水が飛び出してくる。結局包丁で容器に沿って切り込みを入れて取り出す。全部使えば問題ないが、半分とか残そうものなら二のない容器に水を入れて冷蔵庫にしまうから、これまでに幾度となく水をこぼしたことか。わざわざ豆腐を別容器に保存するほど几帳面ではない。
次に麻婆豆腐の素の箱を開けると2回分ということで具材の入った袋が切り取り線で引きちぎられるよう合体されていた、味付け海苔とか焼きそばの粉末ソースや五つ連なったえびせんの小パックなど点線の切り取り線がありながら、なかなかまともに二分されない、力の入れ具合やかけ具合が悪いのか、点線通りに切れない、最悪の場合は片方の中身が飛び出ることもしばしばだ。はさみを使うほど几帳面ではない、
インスタント食品に近いから簡単に調理できた。そしてフライパンからふたつの皿に盛りつける。ここからが本題になる。豆腐の数を数えていないし、形も崩れているので数量的に二等分はできない。
自分がどちらの皿を選んでもよいように2分して相手に好きな方を優先的に選んでもらう方法はとても平等だ。
しかし、兄弟姉妹とか親子や夫婦とかの身内間では、必ずしも平等な配分は行われていないことが多い。これが家族なんだろうなあ。


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