MOTOYANの日々題
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2020年08月26日(水) テイエムノウコウ

北海道の競走馬競り市で高校生が育てたサラブレッドが2500万円で落札された。全国で唯一サラブレッド飼育実習がある農業高校で育てられた1歳のサラブレッドを入札で競り落としたのは、鹿児島の建設会社を営む竹園さんとのことだ。
鹿児島の竹園氏といえば、競馬の世界ではとても有名な馬主さんであり、2000年のレースをほぼ独り占めした名馬テイエムオペラオーの馬主さんだ。北海道で仕入れて鹿児島の牧場で育てて競馬界へ送り込んでいる。ほぼすべての馬にテイエムという名前がついている。
オペラオー以降は大活躍するテイエム○○は少ないが、レースにはよく出ていてテイエムの名を耳にする。テイエムに続く○○の部分が実に楽しくて面白い。
馬の名前は、カタカナで9文字以内、紛らわしい名前は不可など名付けルールがあり審査もある。テイエムシリーズには、流行り言葉や鹿児島の方言が使われているから、実況で名前を呼ばれると「!」となってしまう。テイエムに続けて、チュラサン、トッパズレ、ハエドー、ヒットベ、ヒッタマゲ、ヨカドー、マケンゲナなど方言の暖簾か手拭いができそうな名前だ。テイエムというのは、経営する会社「TM技研」からとっている。
さて、今回の落札は話題作りだったのか、馬の良し悪しを見極める力(相馬眼)によるものかは、今後の馬の活躍次第だが「筋肉のつきもバランスの良い馬と思って」落札したという談話があり、「生産した子供たちが応援できるように札幌競馬場でデビューさせたい」と語っていた。
2500万円の行方だが、学校の収入になるのか道に入るのか気にかかる。農業高校は、育てた作物を販売するが、それと同じ収入になるのだろうか。
ぜひとも「テイエムノウコウ」という名前で頑張ってほしい。


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