MOTOYANの日々題
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2020年08月24日(月) ゴーアラウンド

台風8号が沖縄の西方海上を北上しているので、那覇の天気が気になり、お天気ライブカメラで朝からみていると、雨風が一日中止まずに大変な一日だった。
地元の放送局が設置しているカメラは、那覇空港の様子を24時間映し出している。
各航空会社の運航状況では、午前中は荒天が予想されるので欠航がすでに出されていたが、台風の進路を予想して午後は、通常通りの運航になっていた。
沖縄は、飛行機で訪れるのが一般的であり、便数も路線も多いので全国の空港でも指折りの離発着数ある。午前中でも引き返し覚悟で飛んでくる飛行機もいて空港の上空で待機して雨風が一時的に弱まるころを見計らって着陸していた。なかにはタイミングが取れずに引き返したり、台風の過ぎ去った石垣島へ着陸した便もあった。
午後になり、多くの飛行機が那覇空港を目指して飛んできた。ところが、台風の速度が遅くてその影響で風雨が収まらずに上空で待機している飛行機の数が半端ではなかった。
飛んでくる飛行機はまず1回目の着陸を試みる。高度を下げて挑戦する。しかし滑走路が確認できないとか、横風を受けるとかの理由で着陸をあきらめて上昇する。いわゆるゴーアラウンドを行う。そしてほかの飛行機と同じように上空をぐるぐる回って着陸のチャンスをうかがう。
ところが、1回目のチャレンジで着陸する飛行機もいる。気象的にはほとんど同じ条件なのだが、「ゴアラとランディングのこの差って何ですか?」となる。
着陸に風の影響を受けない時は、ILS(計器着陸装置)を使ってほぼ自動操縦で着陸するが、特に横風を受ける時は、手動で降りる。パイロットが最も楽しい時という話もある。養成中は繰り返しこの操作を訓練されるので、パイロットにとっては当たり前の操作だから、腕の違いによる差は考えられない。
機種の違いによる差、大きな機体の機種は、すんなりと着陸して、B737やA320などの中型機がやり直しをしていたような感がした。
航空会社の違いによっては、ソラシドエアが何度もチャレンジを繰り返し、最終的に引き返したり、着陸地変更をしていたので会社からの指示が出ていたのか。
夜9時ごろになってやっと風雨が穏やかになり、いつもの那覇空港の風景がお天気カメラに映し出されていた。


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