MOTOYANの日々題
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2020年06月30日(火) 証明写真

パスポート申請や受験等で必要となる証明用写真は、デジカメやスマホの普及で昔のように面倒なものでなくなった。就職活動用の自己PR が含まれるような顔写真は別として無背景の顔写真は自撮りでも可能だ。
昔は、町の写真屋さんに出かけてその指定されたサイズに合わせて作成してもらい、1,500円程度の出費が必要だった。さすがに出来栄えはよかった。
その後、コンビニなどに証明写真専用の撮影ボックスができて700円程度で作成できた。仕上がりはそれなりであったが、すごい進化だと感動した覚えがある。
今はどうかというと「アプリ」の時代になっている。自分で撮影もしくは保存してある顔写真をアプリで大きさ等を調整して登録し、発行された登録番号をコンビニのコピー機に打ち込むとすぐにプリントされて出てくる。費用は3枚200円で画質も悪くない。ハサミで切ってノリで貼るだけで終わる。「ピクチャン」コンビニ証明写真というアプリだ。
そもそも証明写真の目的は、本人確認であり、実際と写真を見比べて確認するだけのものだ。双子とかそっくりさんの存在がない限り、ほくろやしわの位置とか数とかまで念入りに見ることはないし、それ以上の必要があれば指紋とかDNA鑑定をすればよい。入出国とか受験者確認などは一目で本人か他人かは判明できる。
証明写真の条件に「6カ月以内に撮影されたもの」など書かれてあるが、中には撮影日まで記入する条件を出しているものもある。子供なら6ヶ月で人相も変わることがあるかもしれないが、大人ではまず変わらないし、半年で顔が変われば困ったことになる。「簡単に本人と確認できるもの」という条件にすればいい。1日前に写真を撮ってそのあとスキンヘッドにしてしまえば、簡単には確認できないもで消費期限的な条件はそぐわない。
世の中には、あまり考えないで条件を強いてくる要項が多い。野外活動で「派手な色の服装は避ける」とか「スマホや携帯電話など必要のないものは持って行かない」など何で?それがあった方が安全だろう!と言いたくなる。
諸手続きで証明写真が必要だったが、一目でわかることを優先して3年前にプロに取ってもらった顔写真をスキャンしてパソコンに保存してそれを使いまわししている。いつ撮影したかという根拠はデジタル写真の元画像でしか確認できないはずだから問題ないと思う。もしかして、遺影もこれを使われる?


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