MOTOYANの日々題
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2020年05月11日(月) 18年ぶりにトースター更新

トースターは、長く使える電化製品のひとつだ。最近は数万円もするものすごいものも売り出されているが、目的がパンを焼くという単純なことだから、大きなこだわりを持たない限り、数分で焼ければそれでよい。2,000円程度で買えるものもある。
食パンが高級化する中で日ごろの朝食は、6枚入り150円ほどの食パンが一般的でアレンジでバターやハチミツ、チーズなどをのせて短時間で食べるから「チン」という音を待っている。
昨年の親戚の法事で香典返しに選べるギフトをいただいた。箱からギフトカタログを取り出して商品を選ぼうとしていたら睡魔に襲われて二日がかりになった。次の日の夜、数ある品からトースターに決定して手続きをとIDとパスワードが書かれている書類が箱の中だったので昨日開封した場所に向かった。探せど探せど箱がない。
聞くと「今日はごみの日だったから箱は出した」というではないか。交換のシステムを知らないのか、昨日カタログと同時に保管してあると勘違いしたのか聞くことはしなかったが、17年間使ったトースターが更新されることはなくなったとあきらめた。
半年後、一枚のはがきが来た。お客様はまだ商品を交換されていませんが、期限が切れますので連絡ください。という内容だった。電話でその旨を伝えたらパスワードがなくても名前で大丈夫とのことだった。カタログもすでになかったのでトースターにしてくださいというと、人気商品で配送まで時間がかかると言われたものの、一度はあきらめたことだったので了承した。
それから3カ月がたち、昨日送られてきた。法事から1年以上経過して、今日の朝から18年ぶりに新しいトースターで焼いたパンを食べた。初回だったので、少し異臭がしたけれど、醤油の焦げがなく、窓越しに中が鮮明に見えるトースターに感動した。


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