MOTOYANの日々題
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2016年01月29日(金) センバツ決定

春のセンバツ出場校が決まった。秋の地区大会での結果が反映された大方の予想通りだった。21世紀枠は、釜石・長田・小豆島が選ばれた。

2000年は20世紀の最後の年で次の2001年から21世紀枠が選出されはじめ、部員不足などの困難の克服したチームや、文武両道で他校の模範となるチーム、あと一歩で甲子園ながらチャンスを逃し続けているチームなどを別枠で選抜甲子園に出場させ、多くの野球部員に夢と希望を与えようというもの。21世紀枠は「秋季大会の成績にとらわれない『清新の気風あふれたチーム』の選考」という意義をもって新たに導入された。

定着した21世紀枠であるが、「秋季大会の成績にとらわれない」ということで秋の大会で選抜に選ばれなかった学校に負けた学校が選ばれる”逆転現象”が起こっていることや、「他校の模範」という理由で推薦されたはずの学校が不祥事を度々起こして推薦取り消しになるなど課題は多い。

そして地区ごとと21世紀枠にそれぞれ補欠校が決められて、出場予定校に不祥事など起きて出られなかった時に出場できるという条件がつく。

学校現場からするとうれしさ半分、悲しさ半分で出場の準備はしなければならないし、かといって出場はできない場合が圧倒的に多く、「骨折り損のくたびれもうけ」になりやすい。チーム強化で強くなれるけど金銭面や組織面で準備はしなくてはならない。

予想に反して残念ながら21世紀枠の補欠校に決まった沖縄の八重山高校は、これをきっかけに夏の県代表になれることを願っている高校野球ファンは多いと思う。


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