MOTOYANの日々題
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2005年06月07日(火) 最近のカギ事情

親戚宅の玄関の鍵がなくなり,「カギ屋」を呼んで取り替えてもらった。30分ほどで見事に交換が行われた。作業中に見ていていいものだろうか?と思いつつも以前から興味のあった分野だったのでいろいろと話を聞いてみた。この仕事を30年も続けているベテランの方で昨今のカギ事情をいろいろ聞けて楽しかった。

市内の2000軒ものマンションや事業所を担当していて年間に8,000件の依頼があるらしい。カギの紛失,取替え,閉じこみ,金庫の開錠など様々で24時間営業という看板を下ろさなければならないほどの盛況らしい。1件10,000円として80,000,000円の収入で「技術は宝だ」と思ったが,実際にはそんなにおいしい話ばかりではないらしい。マンションや事業所には「マスターキー」なる,どのドアでも開けることができる魔法のカギが存在する。管理者だけが持てるカギでこのスペアキーを作ることはお札をコピーするようなもので簡単にはできないらしい。(技術的な問題ではない)

あるマンションの住人がカギを失くしたとする。そこに出かけていってありあわせのカギをつけることは簡単なことであるが,管理者の持つマスターキーで開けられなければならないという条件がついてくる。そのために2000軒のそれぞれのマスターキーに合う2000種類のカギを準備しておかないとならないそうだ。緊急性を要求される場合が多く,取り寄せる時間はない。その在庫の有る無しが,商売として成り立つか否かにかかっているとのことであった。材料費と技術料で1万円もらっても2割程度の収益にしかならないそうだ。

鍵メーカーの新技術と鍵開けのテクニックは常にいたちごっこで最近は負けてしまうことが多いらしい。「いろんな業者が挑戦をして開けられなかった事案を開けた時の快感がたまらない。」という本音?を最後に聞いて教員生活29年の今,他人が教えられないことを教えるという快感を求めていこうと思った・・・・?。


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