MOTOYANの日々題
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2003年01月22日(水) 才能よりやる気

センター試験が終わり、受験生は自己採点をしてその結果と全国の結果を照らし合わせて受験校を絞り込んでいく。受験産業の対応の速さには毎年ながら驚く。4日後には分厚い資料を仕上げて全国に配布する。大手数社の凌ぎ合いは今後も続くだろう。

さて、自己採点の結果を見るといろんな不思議な現象が発見される。センター試験は、多くの科目から選択して受験できる。一部の学部や学科では指定されていることもあるが、理科や社会は幅広く選択できる。授業を受けていない科目でも受験可能である。

毎年、理科で「地学」を受験する生徒が数名いる。「化学」「物理」「生物」は授業を受けているが地学は開講していない高校が多い。夏休みごろから準備を始めて実際に受験するわけだ。もちろん独学で。公民の「倫理」「現代社会」もその候補になる。

そして自己採点の結果を見ると「地学」の点が他に比べてかなり高いのである。毎週4時間の授業や添削などをこつこつと受けてきた生徒たちよりも高いのだから、「先生は何を教えているのだ」という批判を受けかねない。しかし、現実として起こる現象だから仕方がない。試験の前は「授業も受けてないのに点がとれるものか」という予想の声が高い。(教師たちの間で)しかし、結果をみると次の言葉は出てこない。

教師の教え方が悪いのではなく、本人のやる気がそうさせたわけで「授業もない、自分でやるしかない」という一念が高得点につながるわけだ。センター試験レベルの問題ならありえることであるが、二次試験となるとそうもいかないだろう。地道に授業を受けて来た者が知識の幅と深さを示すと思う。センター試験というのはこのレベルだから、矛盾が起きるし、再考の余地も十分にある。


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