MOTOYANの日々題
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夏の高校野球県予選が始まる前に、新聞社や放送局は「チーム紹介」を特集として組む。5月下旬から6月上旬にかけて「アンケート」と称してチームの紹介のための原稿を依頼してくる。新聞社は10ページほどの記述式で真剣に書くと1週間はかかる。各社合同の企画で1つ書けばすべての新聞社にコピーが渡される。放送局はK社が1回戦から放映する関係でB42枚の記述式のものが、送りつけられる。
毎年の事ながら、研究論文を書くよりも苦労する。いろんな大会で活躍して材料があるチームはいいが、年間に公式戦で3試合しかしていないチームにとっては、小説より奇となる。20人のメンバーひとり一人のプロフィール、生年月日、身長・体重性格、プレーの特徴などとチームの打撃力・守備力・投手力などたっぷり2日はかかる。もちろん、それだけに時間を費やすことができれば1日で終わるのだが、そんな暇はない。そして、「Excel」文書での入力ときている。フロッピーが送られて来るわけだ。そのテンプレート(書式)が、いいかげんな?もので普通に入力できない。「はたして、県内の監督・部長で何人が入力できるのだろうか?」と思われるほど困難をきわめている。
きょう、K局から督促FAXが届いた。しかも、未提出校のリスト入りのものだった。「勝手に送りつけておいて、それはないよ。税務署の督促状でも未納者リストはつけないだろう」と感じた。提出期限に遅れたのは悪いと思うが、試行錯誤してExcelを完成させようとしているときで「マスコミのおごり」を感じずにはいられなかった。「放送してやるから、早く書け」という意味合いが強くあらわれていて、その時点でそれ以上書くのはやめて、メールアドレスを調べて添付で送りつけてやった。フロッピーと印刷したものを送れ、と書いてあり、メールで送れとは書いていなかった。急がすなら、「メールで可」の一言があってもいいのでは?と思いつつ、この担当者は、メールの便利さを知らないのでは?、メールを使えないのでは?などと想像し、封筒にフロッピーを入れながら、昔を思い出していた。
数年前までは、各社がわざわざ足を運んで取材にきてくれていた。選手へのインタビューや写真まで撮ってくれて、激励もしてくれていた。だから、球場で会っても親近感があり、実際、自分が高校時代の担当記者の方と今でも音信がある。今年は、A社の新人記者だけが取材にきてくれたのでアンケートに書けない、書きたくない情報まで差し上げたところ、的確なチーム紹介がしてあった。取材に来ない新聞の記事は、半分は偽りと思っていい。「記事は、足で書け」と言う前述のS社の老練記者の言葉に偽りはない。
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