MOTOYANの日々題
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2001年10月29日(月) 1点に泣く

 九州高校野球秋季大会で鹿児島県代表の川内高校は、準々決勝で長崎南山高校に2−3で惜敗した。勝てば来春の選抜で甲子園の土を踏めたのに1点差に泣いた。監督さんが大学の後輩で18年前、教員採用試験が同時合格で鹿屋の中学校に共に赴任した仲でそれ以来、家族ぐるみの付き合いをしている。だからわがことのように期待していたのに誠に残念だった。

 「1点に泣く」人生においてよく使われる言葉でとても惜しい様を表す言葉だ。入試でもボーダーライン上は、同点か1点の違いだけである。逆の言い方をすると1点に笑った者がいるという事実も成り立つ。運なのか実力なのか、もう1度やればどうなるかわからない。

 来年度の中等部入試から自己推薦入試を導入する。ペーパーテストを一切やらずに実績と情熱と経験をもとに簡単な適性検査と面接で入学者を決めようとする試みで大学での「AO入試」とにている。その試験の仕掛け人としてここ1ヶ月ほど多忙な毎日だったが、学校説明会が終わって一段落ついた。何人が受験するか不安な面もあるが、点数を見て1点に泣き笑いする試験ではなく、人間を見て合否を決めることのできる分だけ選考する教師の力量が問われる。

 


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