MOTOYANの日々題
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大型家電量販店の「コジマ」が鹿児島に進出して、あすオープンする。日本で家電製品の安売りといえば秋葉原が有名だが、鹿児島がとても安いという説がある。数年前に、K's電気とヤマダ電機が進出してから安売り戦争がはじまった。昔からあるベスト電器やダイエーなどとの顧客争奪合戦が、ますます激化すると思われる。
消費者にとっては、得な話で大歓迎だが、業者は大変なようだ。まず、地域をターゲットに販売していた街の電気屋さんは、閑古鳥が鳴き倒産が余儀なくされる。チェ−ン店でも業績の悪い支店は、整理される。すると失業者が出て、結局、経済が沈滞してしまうのである。
最近の電化製品はめったに故障しない。故障しても保障期間が5年とか長いので無償修理や無償交換がきく。故障を修理してもらう際に見積もりをしてもらうと「修理するより買った方が、お得ですよ」と電話がかかってくる。部品代は、たいしたことはないが、技術料が法外な気がするほど高い。車の故障時も同様だ。技術を持った人間の手が入るとほんのわずかな時間でも万単位の修理代を請求される。
家電安売り店が増えると直すより買うという行動がやりやすくなるので製品の短命化が進むことは明らかだ。このコジマ開店セールに合わせて他の量販店も大型の新聞広告をチラシ入れてきて、虫眼鏡が必要な思いだ。
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