MOTOYANの日々題
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2001年10月04日(木) 勝ち癖と負け癖

 今日もヤクルトスワローズの優勝はおあずけとなった。「産みの苦しみ」でもないだろうが、1つ勝つことの難しさを感じてしまう。事を成し遂げることは、すんなりとはいかないのが世の常だろう。

 昨日、高校野球の試合があった。予想を覆して1点先制し、8回までに3−1でリードしていた。あと2イニングを抑えると久しぶりの勝利が転がり込むと思ったら、1点返され、1点差となった。9回、先頭打者に続いて3人の走者をノーアウトで背負い、苦しい状況となった。幸運なダブルプレーがあって最小失点に抑えて延長戦に突入した。いつも5回か7回しか試合をさせてもらえないチームが、9回をこえてゲームができるのだからそれだけでも幸せだった。

 11回の裏に失点し、勝利は夢と消えた。相手チームと観客席が大喜びする姿に何かいいことをしてあげたかのような錯覚を覚えた。「負け癖」のついたチームの悲しいサガかもしれない。勝負の世界で「勝ち癖」をつけることはとても大切ということは、十分に承知している。できることならそうありたい。しかし、弱小チームにとっては、とても困難なことである。じゃんけんで「ぐー」と「ぱー」しか出せないのと同じようなものだ。となると引き分けもしくは善戦が、次への期待となる。これから5ヶ月の冬期練習の糧となれば何よりだ。

 一冬越えてたくましいチームに変身し、勝ち癖をつけられるようになれば、楽しみが増える。


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