MOTOYANの日々題
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| 2001年06月13日(水) |
初心、忘れるべからず |
教育実習も終盤になり、研究授業が行われています。 40名とは言え、人前にたって50分間の授業を行うことは、おそらく初めてのことでしょう。しかも、先生方が10名ほど参観する中で行うのですから過度の緊張があるはずです。
ところが、思った以上に堂々とやっています。現代っ子だからとか母校だからとか理由はあるでしょうが、感心させられます。教師の場合、教壇に立てば新人もベテランも関係なく「先生」であり、見習い期間もないのです。授業のテクニックは経験によって得られますが、新人だからといって甘えは許されないし、責任も同じくあるわけです。
生徒に感想を聞くと、「よくわかる」という言葉が返ってきます。ベテランが惰性で授業をやるよりも年代の近い者が、用意周到の教材研究をやって臨んだほうが、わかりやすいということもありえます。
毎年、実習生の授業をみて「初心を忘れてはいけない」と思います。多忙さに甘えて、いいかげんな教材研究をしていないか? むずかしい言葉を連発していないか? 生徒の心をしっかり捉えているか? など反省のいい機会です。
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