『バルバラ異界』のコミックスの第一巻がでました。 ・・・読み終わって茫然。くらくら。 萩尾さんの作品を読めることの幸せをしみじみと感じます。 雑誌でも追いかけていましたが、まとめて読むとまた格別。 お話し自体はまだ序章で、たくさんの登場人物が複雑にからんで 世界は重層化しているし、現実はどっちで、異界はどっちかまるで見当もつかないのですが、 バルバラというキーワードのもとに萩尾さんの頭の中では、 世界も物語も全部できあがっているんだろうなあという手ごたえを感じます。 私はSFをあまり読まないので、何か発想のもとになっている本とか エピソードがあっても、わからないんですが、既存のものを軽々と超えて 新しい切り口を見せてくれる作品だと感じるんですがどうでしょう。 ストーリーやテーマについては、これから。 でも、第一巻だけでも「すごい!」と思いました。 (感想文というよりラブレターになってしまうなあ。)
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