清原さんはデビューからりぼんに作品を描いておられた頃は リアルタイムで読んでいたのだけれど ぶ〜けの一連の作品にはずいぶん未読作がありました。 この2,3ヶ月でほぼ全作品を入手して読んでみました。
いや〜、変わってますね。かわいい絵柄に似合わないハードな内容でした。 もともとぶっ飛んだところのあった人ですが、『花図鑑』なんて、すごいです。 雑誌掲載時には「愛と性のなんたらかんたら」というあおり文句がついていたそうです。 どこまでもかわいく美しくしかも正確に語る。薬学出身理系体質。 「椿の花を落とさないで」「あなたと接吻いたしましょう」(←by大島さん) というテーマで、かわいいのにすごく色っぽい。 『花図鑑』全5巻。おもしろかったです。
清原さんは大学時代を金沢で過ごされました。 作中に出てくる、植物園の中の東屋は実在します。 一般に開放されてはいないけれども、 金沢城の本丸のあった場所が植物園になっていて、 手入れのしていない兼六園といった風情です。 そういう描写も個人的には楽しかったです。
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