文月さんの作品としては一番長編じゃないかしら? 6巻まで出ています。原作は国本果子さん(Kodansha Comics BL)
世界的なデザイナー”キドザキ”の娘でありながら、父の再婚相手にうとまれ イタリアで暮らす”ミラノ”は、とっても元気な女の子。 母親の違う妹”桜華”と再会できる日を楽しみにしている。 しかし、ミラノは死んだことになっていて、桜華にあわせてもらえない。 桜華が父のファッションショーにモデルとしてデビューすることを知り、 ミラノは桜華のためにドレスをデザインする。 ミラノの才能に目をつけた永瀬グループの御曹司、”朔実”はミラノを利用して キドザキのブランドをのっとろうとする…
これが物語りの発端で、そのあと話は二転三転し、姉妹対決や、のっとりや ばらばらだった家族の心が通じたり、形だけの結婚のはずが本気になったり 細腕繁盛記になったり、いろんなパターンのてんこもりです。 それがとっても楽しいぞ。
昔から、文月さんの描く女の子は威勢がよくて、かわいくて、 男の子は肩幅が広そうで背広姿がかっこいい。 デビュー当初のすみずみまで才気を感じさせるようなところから ちょっと肩の力が抜けて、長距離もOKになった感じかな? 原作つきでも、文月さんらしい、とても楽しい作品でした。
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