昔あんなに好きだったのに、あんなに人気があったのに 今あまり語られることのないのはなぜだろう。 やはり宗教に走ってしまったのが、まずかったんだろか。 昔からエスパーおスミとか自分でいってたから、片鱗はあったのかな、、
デビュー作はマーガレットの増刊号。「その一言がいえなくて」 新人さんなのにその雑誌の中のどの作品よりもおもしろかった。 実際、アンケートも一位だったって、後年のエッセイにご自分で書いてた。 (そういう切り抜きもどこかにとってあったはずだけど、これは見ないで書いている)
「バッカスを探せ」とか「キッスにご用心」とか「初恋み〜つけた」。 初期の短編や短い連載はどれもが好きだった。タイトルを書いただけで 小学生の頃の、自分の部屋から見える近所の風景とか、夏休みや冬休みを 思い出してしまう。マーガレットを一日早く買える、タバコ屋さんとか。 和風趣味もあれば、西洋趣味もあり、学園祭を描くのが上手とか、 ちょっとエロティックなところもあるのは、後年の作品に全て見られる特徴。
他のどの漫画家さんにも似ていないけど、紛れもなく少女漫画家。 思えば、最初からずっと、独自の絵柄と話の人だった。
今回書くにあたり、作品リストその他探してみたけれど、 やはり何もみつからない。
ただ、おもしろい評論を見つけました。 書いてる人が得体が知れないのですが、なかなか鋭い少女漫画論を 展開されています。山本鈴美香は好きじゃない、とおっしゃるのに肯定的。 (そのほかの高橋亮子論もかなりおもしろい) 読んでみてくださいね。
少女漫画家論について http://www.geocities.co.jp/Playtown-Spade/6501/SJManga.html
この項続きます。
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