「エロイカより愛をこめて」の雑誌掲載時のカラーページを見たいと言う方が いたので、手持ちの切抜きを出して、さっきまでながめていました。 (今日発送します。遅れてごめん) ナンバー5の首脳会談の話から、12の笑う枢機卿までとってありました。 このころの少佐と伯爵は、かっこいいです。今見てもほれぼれしてしまいます。
青池さんとの出会いは、少女フレンド掲載の間宮海峡の話かテニスの話。 その頃は漠然と違和感を感じていました。 青池さんが体にあわないサイズの服を着ているような印象を受けていたようです。 フレンドに載ってるほかの漫画とはちょっと違うと幼い私(小学校低学年の頃)は思っていました。
変化のきざしは「イブの息子たち」から始まったのかな。 最初はあくが強くて入っていけなかったのが、だんだんおもしろくなって、 しまいに夢中になりました。イブの途中ででてきた影の大主役が起爆剤だったのか、、 「七つの海七つの空」から「エルアルコン」のシリアス路線が始まり、イブとエルアルコンを 足して割ったようなエロイカシリーズも並行して始まっていました。
エロイカの回が進むにつれて、それまであった無駄なものが削ぎ落とされて 青池さんは描きたいものを思い切り描き、読者もそれを支持するという 幸せな時期が長く続きました。ぱふの人気投票でもかなり長い間 上位を独占していたんじゃないかしら。 サイドストーリーとして始まった「Z」も成功しています。
そして、「アル・カサル」 実は私はこの作品を全部読んでいなくて、未完かどうかもはっきり知らないのですが、 新連載当初の絵はすごく好き。それが、いつからか、昔のような違和感が 感じられるようになってしまいました。青池さんが描きたいと思うところまで行く前に 読者がとまどってしまったような、、、(このころから私は漫画のブランク期に入るので 詳しくはわかりません。)
再びエロイカが再開されたのは、ゲームとかインターネットとかも関係あるのかな? ソ連がなくなり、東西冷戦が使えなくなったスパイ物は小説も映画も大変です。 そんな中で、ミーシャと協力したり、いろいろ苦労を重ねつつ、少佐と伯爵は行く。 (この時代に一番適応しているのは実はジェームズ君かも)
「エロイカより愛をこめて」青池保子のホームページ/TOP http://www.aoike.gr.jp/index2.shtml
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