※白のフィオレンティーナ 1 巻 (戸川視友)冬水社 自称ミケランジェロフェチのO-callさんが、おもしろいと書いてらしたので買ってみました。 1500年代初頭のフィレンツェでフィオレンティーナという少女が、画家を目指す話。 ミケランジェロやラファエロが隣のお兄さんのように気軽に登場しますが、けっこうおもしろそう。 まだ一巻しか読んでいないのでくわしい感想はいずれまた。 「天上の愛地上の恋」もそうだけど、学園ものの絵柄とノリで、歴史マンガが描けるんだ、、 というのは、ちょっと新鮮でした。
戸川視友「白のフィオレンティーナ」紹介(O−callさんのHPより) http://member.nifty.ne.jp/cinquecento/comic/comic-ta.htm ライターズ・スクエア戸川視友(冬水社HPより ) http://www.tosuisha.co.jp/coner/writer/togawa.html
※チュー坊がふたり(田淵由美子) スコラ 絶版 ブックオフで購入
お久しぶりの田淵由美子さん。高校生の男の子と中学生の女の子のお母さんだったのね。 昔の田淵さんのマンガには、背の高い髪の長い細身の男の子が登場したものだけど、 だんな様は16年かかってオットセイと化したオトサン。(とってもかわいい、、、) しっかりもので生意気な長男ウロ太くんと、うっかりものでかわいい長女のか子ちゃん。 毎日が楽しそう。夢見る頃を過ぎて、田淵さんは現実に着地した。 着地したけど田淵さんは田淵さんだった。 昔の少女のみなさまに、おすすめ。おもしろかったです。 田渕由美子全作品リスト(まんぱらより) http://www.annie.ne.jp/~veritas8/tabuchi-yumiko.htm 田渕 由美子単行本リスト(また会う約束より) http://www2.plala.or.jp/eiko/ribon/from/tabuti.html
※百鬼夜行抄 3、4、5巻 (今 市子) 朝日ソノラマ
ああ、もったいない。3冊続けて読んでしまった。 短編1個読んで書く感想と、短編集1冊読んで書く感想と、 3冊まとめて読んで書く感想は違ってしまうなあ。 だんだんベタとアミが減ってるかな?暗闇が少なくてさみしい、、、 気になったのはそれくらいで、3冊とも、おもしろくて何回も読み返してしまいました。
異界と人間界の境界に、化け物が見える主人公を置くという形の話は どれくらいあるんだろう。思いつくまま書いてみると、 山岸涼子「日出処の天子」 萩尾望都「あぶない丘の家」 岡野玲子「陰陽師」 樹なつみ「八雲立つ」 波津彬子「雨柳堂夢咄」 今 市子「百鬼夜行」 もっとたくさんありそう。少年マンガや小説も含めて考えてみたらきっと おもしろいだろうな。
今市子 作品リストその他(もののけ道) http://www.246.ne.jp/~m-n-k/mononokemichi.htm
※本当にやさしい (よしながふみ) BIBLOS
短編7編が入っています。現代ものも時代劇ものも良かったけれど 「シノワズリ」と「執事の分際」が最高ですね。 「執事の分際」は短編集『愛とは夜に気づくもの』の始まりのお話で このシリーズで一冊にまとめればよかったのに、とよけいなお世話ですが思いました。 「シノワズリ」も含めて、フランス革命前後の、貴族と中国系フランス人の使用人(?)のお話。 執事のクロードと、貴族のぼっちゃまのアントワーヌのかけあいがおもしろい。 頭が良くて性格の悪い執事のクロードが、アントワーヌより優位にたっているのに あくまで敬語を使って、執事の分際を守っているところが、楽しい。 ほとんど慇懃無礼。冗談か漫才。でも、愛、がテーマなんですね。 ストレートな愛ではもの足りない人もきっと満足するでしょう。
作品リストのあるページはこちら http://www.geocities.co.jp/AnimeComic/1383/book.html http://www2u.biglobe.ne.jp/~mon_ame/yoshinaga/yo-top.html
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