私季彩々
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2004年12月26日(日) 一人手に上昇気流伝え燃ゆストーブ点す時わずかなり

 何故かガスが出ない。いつからだろう。ストーブの火で間に合わせていたからさかのぼれない。昨日焼いた手羽元も、もやしも、そうだった。カップメンもかけていた薬缶で間に合った。そう考えると理想的な生活かもしれない。

 仕事をしていれば、一日に1時間とはつけないストーブで部屋が温まるわけも無く、さっさと布団に入るのが私の生活。これではいけないと思いつつ、猫を足元へ追いやって布団三昧の生活は10年を越えるかと。寒すぎる部屋というのは、あまり創作的ではないようだ。

 そう考えると、古き人々は何故このような厳寒地で暮らそうなどと考えたのだろうか。雪深き中、保存食で食いつなぎ、同じく必死に生きる野の獣を獲り、感謝を捧げ、火を頼りに春を待つ生活。
 火の揺らぎに、凹凸の多い人の顔は美しく濃淡が浮かぶ。そこで語られる言葉達は、日々の退屈を越えて重厚な物語になるのだろう。文字の力を借りずして、言葉本来の魂が宿るのはそんな夜かもしれない。

 生きる必死さと生きる余裕と。火はどちらも提供してくれるだろう。寒すぎる部屋に灯る火は何よりありがたい。今の私には、もう少し長く点けて置くべきなのだろう。


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