私季彩々
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ほぼ何にも作らなかった畑ながら、オーナーとはうまくやっている。ということで、収穫祭に呼んで貰った。本当はメインディッシュ「豚の丸焼き」の係であったが。 丸焼きというものはなかなか難しい。結局数センチも火が入らないので、表面が焼けただけで、あとは削いで焼きなおしになる。できるかぎり火が通った方が望ましい。今回は、「半身」という現実的な選択で行った。 脂が落ちすぎて炎が上がり、黒焦げになるのが一般的なのだが、幸いそのようなことは無く、遠火の強火、炭焼きの利点を引き出せたようだ。焼けていく肉を裏返す瞬間が嬉しい。何事も大きいことは良いことだ。火と肉というわかりやすい欲望に、集まった大人達が何より無邪気であった。
持ち寄られた収穫物と手作り料理を頂きながら、ちょこちょこお話。皆さん学のある方ばかりで、娘息子は大学院という話が相次ぐ。オーナーの息子さんは収支を出た後、博士にも会社勤めもする気は無いと言う。勝手にしろと、大人たちは皆笑い飛ばしていた。カヌーに釣りに、畑に、好きなことをもって過ごす大人たちは素敵だ。連れて行った学生達がよっぽど大人しく見える。
一人、連れて行った女子学生が、他の男どもを嘆いていた。ボランティアとして連れて行ったのだが、文句ばかりで何もしないのだ。正直同意見だった。 人を見る目と言うのは僭越だが、こういうときに動けると言うのは一つの指標にはなるだろう。そう考えると、年齢差をとにかく置けば、私もようやくいい男になってきたのかなと思う。
いい大人たち、情けない男達。秋空は高く、香ばしい肉は溢れる肉汁を滴らせ、女は溜め息をつく。結局は人である。普段会わない人たちと接することが出来た、それだけで大きな収穫である。
で、私のは鳴けはすでに収穫済なので、なぁんにも提供は無しです。ひぃ。
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