私季彩々
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2004年09月08日(水) 陽気な台風

 昨夜は偉い人と飲み、同僚に泊めてもらった。

 起きると日差しが爽やかながら、速く動く雲が目立ち、光模様も刻々を通り越して刻まれるようにめまぐるしい。近くでトタンのようなものが吹き飛んでいった。

 台風が来る来るとは聞いていたが、見事な風台風がやって来たようだ。
 外に出ると、猛烈な風が出迎えてくれた。電話線や電線はすぐ頭の上で翻り、雨はない。陽気な嵐が気持ちいい。そんな感じだった。街路樹は悲鳴をあげ、多くが倒れこんでいた。街路灯も落ちて割れ、車は蛇行を繰り返した。車高の低めの我が愛車は比較的楽だが、軽トラックやバスは厳しそうでこっちがはらはらした。
 職場も大混乱で、帰宅命令が出そうな勢い。でも休日出勤だった私は、さっさと帰宅の決意。昨日の酒が残っていて気持ち悪かっただけなのだが。
 札幌への36号線は面白かった。途中から太い街路種の倒木が目立ち、信号待ちの最中、目の前の信号が消灯。混乱の中車を走らせるが、しばらくは全ての信号が消灯。太い道路を走っている分には良いが、枝道を走る車はこのような状態では出てこれない。信号ってありがたいものだなぁと思っていると、ようやく警察官が現れて交通整理。携帯を慌ててしまい、頭を下げてみるが、それどころではないようだった。
 市内に入ると、これまた倒木がひどいようで、大渋滞。練りに練ったコース設定も先々で寸断され、アミダくじのように曲がって曲がって、ようやく帰宅できた。

 テレビで見ると、JRやバスもほぼ全面運休とのことで、風台風の威力を思い知らされた。陽気な奴ほどよく騒ぐと言うことでしょうか。

 で、母校のポプラもかなり倒れたようだ。
 このポプラ、すでに寿命だったから、天寿を立派に全うしたと言えるかもしれない。維持派と倒せ派が対立していたが、結局は誰も巻き添えにならなくてよかったということだろう。死んでいたりしたらどうなっていたことか。

 最近、大学という懐の深さと恵まれた環境に敬意を持つことがしばしばで、いっそのこと、倒れたポプラ1本をそのまま残し、土に帰り、新しい樹が芽吹く様を見守ってはどうか、などと思ってみた。

 台風一過。吹き返しの中、木々は倒れていった。そんな中に差し込む陽気に新たな命の予感もよぎる。自然の目から見れば、そういうものなのだろう。 Home&Photo


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