私季彩々
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2003年06月12日(木) 骨壷

 予算が無いというのは侘しいものである。私は公私の区別がないほうで、自分にはケチだが他ではそれなりに気前がいい。例え仕事上であっても、微銭であれば払って先へ進みたいと思うのだが、基本的にそれはNGである。

 今回の急な出費は、「骨壷」である。採血やもろもろで使う犬が、犬同士の喧嘩で死んでしまった。その骨を入れる壷が無いのである。あるもので済ますといいながら、誰もそのあるものを探そうともしない。みんな動物の死に無頓着になっている。農学系や動物に関わる仕事をしてきた人なら、それらが死ぬこと、人のために死んでいくことを知っている。しかし、無関心でいてよいかといえばそうではない。内心ではともかく、生き物の命に関心のある学生のために、何らかの手順を踏まえなければならない。ダンボールで済ませられるものではなかろう。

 いつまでたっても動き出さないので、近所のホームセンターで手頃な板の切れ端をただで貰ってきて、粗末な木箱を作った。切れ端なので寸法が微妙に合わず、隙間だらけなのだが、ダンボールよりはいいだろう。釘を打つのもけっこう大変で、家を建てるなんてのは安易にいえることではないと反省しつつ・・・・。

 そんなわけで、誰もが忘れていた壷を作ってみたわけだが、慰霊の日程はいまだ不明である。馬牛兎羊、冷めているほかの誰よりも多くの動物を殺してきた最も冷めている私が、一番冷めていないように見えてしまうのはやはり問題だと思う。 Home&Photo


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