私季彩々
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2003年03月24日(月) 札幌街見聞

 私はたまに中島公園から札幌駅までを縦断して歩く。ススキノ、大通り、札幌駅と、札幌の中心街や歓楽街を突っ切っている。この何年かで一番目に付くのは、銀行の変容である。北海道拓殖銀行は今は無く、あまり北海道ではなじみの無い都市銀行は、ころころと名前を変えたり移転したりで何がなんだかわからない。幾つかの古くからあるデパート系は閉店がかなりある。札幌一極集中が極端だから、街の活気は立派なものだけれど。新陳代謝がないとこういう街は成り立たないだろう。

 狸小路は基本的には街の商店街で、雑貨店や八百屋、果物屋が僅かに残っている。老舗も多い。そんななか、靴屋の閉店セールをやっていたのでふらり立ち寄る。スーツで通勤しなくてはならないから、靴も相応のものがいるなと。でも、こういう靴は何がなにやらわからないので、結局何も買わなかった。75年の歴史に幕を閉じるということだ。
 札幌中心部にある映画館も続々と姿を消している。いつ潰れるかわからないと思っていたミニシアターはしぶとく残って、老舗の大型劇場は姿を消す。大型といっても今となってはそうではなく、札幌駅に新しく出来た大丸とステラプレイス内にシネマコンプレックスが出来たため、そのあおりを食ったというのが正直なところらしい。比較的回顧趣味な私は、なんとなく反感を持ってしまっているため、駅の新商業施設には未だに行っていない。

 思うに、札幌中心部の再開発は一段落だろう。LOFT、東急ハンズで趣味系のものは十分で、ヨドバシカメラにビックカメラで電器系もOK。大丸にステラプレイスでもう飽和だろう。コンパクトに全てがまとまっていて交通も至便。駐車場も実はかなり余裕がある。これでは一極集中も進むわけだ。秋葉原のような小さなマニアックな店を望むと少々力不足だが、買い物のしやすさを思うと東京よりもずっと洗練されていると思う。

 正直、その魅力的な都市環境をあまり活用しなかった。遊びに行くのは郊外や田舎で、車を持つとなかなか億劫になった。デートコースとして使った記憶もそんなにはない。むしろ今のほうが素直に楽しめそうだ。なんか、昔の私は今より老けていたのではないかと思う。

 そんな街ともそのうちお別れ。いざとなるとその魅力に後ろ髪を引かれる。まったく、未練がましいったらありゃしない。 Home&Photo


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