私季彩々
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| 2003年02月25日(火) |
転機は来週 今日は警察 |
予定通りに起きて、牛乳を電子レンジで温めて、1年は袖を通していない背広を引っ張り出した。何年か前に酔っ払って吐いた吐物がかかり、クリーニングでも落ちきらなかったところがあったはずなのだが、見たところ問題はなさそうだ。慣れないネクタイを締めて、出かける前に確認をと思ってメールを見直した。
指定の日時は3月4日(火)・・・・・。
火曜日というところしか見ていなかったらしい。いったい何をやってるのだろう。先日も次にタイプミスをしたら首という状況の中で、何度も見直したのに一ヶ所やらかしていた。こういうミスは私の性分らしいが、どうしても消せない。るるる・・・。
とにかく、早とちりですんでよかった。着た背広をさっさと脱いで、自分の情けなさに落ち込んでいると、北朝鮮のミサイル発射のニュースが飛び込んでいた。「とくダネ」は大騒ぎである。 で、1時間ほどみていると、どうやら発射は前日で、しかも飛距離は60kmである。「日本海に北朝鮮がミサイル発射」と言えば、テポドンが日本近海まで飛んできたと誰もが思うだろうが、実際は北朝鮮近海に地対艦ミサイルをぶっ放しただけだった。だんだんとトーンダウンしていく様子が面白かったが、NHKは同時刻に番組変更をすることもなかった。報道姿勢がうかがえて面白い。こんなニュースで慌てて会見を開いた外務省も迷惑だろうが、たかが射程60kmでここまで騒いでくれれば将軍様も大喜びだろう。
明日返却する本を深夜返しに行った。札幌市外を抜け、街の過剰な明かりが少なくなると急に気分が穏やかになった。 読みかけだったのだが、図書館前に来て惜しくなって車の中で続きを読んだ。「馬追原野(辻村もとこ)」第一回樋口一葉文学賞(だっけ?)の受賞作とのこと。明治初期の開拓期の北海道を描いた傑作らしい。 誠実で実直な青年が北海道に広大な農業経営を夢みる日々を綴ったものだが、ありがちな苦悩や悲惨な開拓生活の様子よりも、当時の歴史状況や渡ってきた人々の人間像を温かく描いていて好感が持てた。旭川や空知、札幌の当時の様子が丁寧に描かれ、地域史に興味のある私には見知った名前も多く、地図でしか見ないような小さな地名が開拓時には大きな意味を持っていたことを認識してみたり。
読みふけっていると、白い大きなワンボックスカーがやってきた。しばらくたって懐中電灯を持った人が二人。お巡りさんである。こんな夜中に車中ランプをつけて怪しいと思ったのだろう。こんな時、にこやかに窓を開けさせて話し掛けつつ中の様子を探るのは経験済みである。 手にもっていた本には図書館のシールが貼ってあり、ここにとめてある因果関係はわかってくれたようだ。車内は散らかっていて、地図や大きなかばんもあってか家出じゃないかと心配したとのこと。ちゃんと様子を観察しているわけである。夜間ご苦労様です。 一応と、免許所の提示を求められた。多分昨年春にこの近くの森の駐車場で同じく質問を受けたこともわかっただろう。あの辺りでは、一応要注意人物ということになっているかもしれない。
転機な一週間となるはずが、月曜日に大問題が発生して、今日あるつもりだった面接は実際来週だったわけで、転機なんてこともなかったわけだ。しまいには警察に呼び止められる始末で、いったいどうしたものでしょうか。
開拓者が大きな夢を抱き、原始林を越えて札幌へと向かったまさにその地で私は警察のお世話になってしまった。笑えない話であったが、雪が降るなか車で読書というのは悪くなく、本を返却ポストに入れて深夜の帰宅となった。
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