私季彩々
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2003年02月14日(金) また浪人

 しばらく接点がなかったが、昨年お勉強を見てあげていた子が専門学校に受かったとのこと。臨床検査技師なのだが、結局行く気はないとの事で。

 彼女は医学部を目指していたが、現実的には学力の飛躍は難しい。加えてお母さんが難治性の疾患にかかってしまい、受験どころではなくなった。その妥協点が専門学校だったが、やはり納得できないようだ。

 確かに臨床検査技師の仕事は下降気味だ。機械化が一気に進んで、病理検査部門だと薄切以外はほとんど自動化されている。検査キットも簡便なものが出回り、正直出番が減っている。治験などの部門もあるが、個人的にはお勧めできないようにも思える。

 作業療法士や理学療法士には興味がないらしい。人と接する仕事はやはり廃れないものだが、興味は理科系の実験の延長にあるようだ。話を聞くと勉強がしたい様なのだが、24歳から理学部というのもなかなか勧められない。私も保守的になったものだ。
 となると、やはり薬学部が妥当だと思うのだが、彼女もそれで頑張るようだ。そうこうしてるうちに4年が過ぎているようで、いつまでやるのかという周囲の目も気になる頃だろう。親にはとにかく働けとか言われているようだが、今のまま働いても先は見えている。会社は大きくなっているし順調だが、技能職的な部分で割り切って給料が上がるのを喜んでるタイプではないらしい。損な性格だ。

 とは言う私も何をしたら良いかわからずにうろうろしている面もある。結局そういうもので、それを補い合ったりするのが流れなのだろうが、まずは一人でいきたいという彼女の気概は立派だ。
 どんな仕事もそれ自体は単調だ。その先に小さな階段を探し当てられるか。キャリアアップでも、物を売った喜びでも、給料で土産を買う喜びでも。豊かな時代、ただ収入を得るだけで人は満足できない。私を含めて、そういう人たちばかりにあっている。彼らの口癖は、「金があれば何もいらない」だったのは当然のことだ。

 そんな彼女の勉強を今後も見られるかちょとわかりませんが、チョコレートをありがとう。ほほほ。 Home&Photo


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