私季彩々
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| 2002年10月05日(土) |
真実という振り子の軌跡 |
最近は漫画をあまり読んでいない。実は本も読んでいない。決して読書家ではない。 先月学生さんの試験を行った際、いつも楽しみにしていた漫画漁りが不発だった。たいてい教室の後には雑誌類が積んであるものだが、一冊もなかった。そんななか、ただ一冊レディスコミックらしきものがあったので拝読。内田春菊さんなんかの漫画があった。そんなにHなものはなかったので、そのまま読んだけれど、いいなと思うものもあまりなかった。
少女漫画で一番読んだのは「BANANA FISH」かな。なんだかんだいってもやっぱり女性向と思いつつ惹かれましたねぇ。サリンジャーを知ったのはその後の事だったりして、そんな奴も結構多いでしょう。いまだにサリンジャーは良くわかりません。 で、彼女に聞いてみたら、そんな漫画は知らないと。いけませんなぁ。教育上良くないかね。いや、愛欲オンリーのレディコミよりはるかに素晴らしい。是非読んで欲しい。他にも、ガラスの仮面や有閑倶楽部が好きだった。まだやってるのかも。
で、今我が部屋には浦沢直樹氏の漫画とめぞん一刻だけがある。「MASTERキートン」は一生の本となるだろう。勝鹿北星氏の作なのだろうけれど。ストーリーはもちろんだが、台詞に素敵な言い回しがたくさんあるのがなんともいえない。 4巻の最初の話に、「僕は一人ぼっちだ!!」と叫ぶ子供に、「それは素晴らしい悟りだ。それを知ってれば、誰だって許せる。」と答えるシーンがある。 それを知った上に、さらに人を許していかなければならないなんて、大変だなと思う。許すも恨むも紙一重だ。その後に待っているものも、短期的にはどっちが良いかわからない。けれど、人というスパンで考えたときに、その差のいかに大きいことか。
語り部の言葉のみでしか感じることも出来ませんが、真実という振り子の軌跡の中に、この言葉は含まれているように思えてならないのです。そんな言葉を見つけていけたなら、長く生きるのも悪くはないでしょう。
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