私季彩々
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2002年08月07日(水) 砂漠の帰郷

 掻き集めた年月は
 さらさらの砂の結晶
 結びつかない砂漠になって
 乾いた荒野を広げていく

 夢中だった 流されいた
 そんなこともわかっていた
 そんな砂の最中にも
 一粒の種があると信じて

 空潤む水の地に生まれ
 温かな声に包まれて
 何もかもが揃っている
 それでもまだ 芽は出ない

 ラクダは歩みを止めず
 腰の皮袋に水は絶えない
 僕は今日も砂を掻く
 誰かが水を注ぎ込む

 一人歩む僕に 月
 届けられない一苗を恥じ
 惑いつづける僕に 影
 誰かが水を注ぎ込む

 星降る泉で待ってた君は
 樹々に寄り添い教えてくれた
 「僕が初めにつかんだ砂から
  芽が出て 泉が出来たのよ」

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