私季彩々
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| 2002年02月21日(木) |
嘘と空虚だけではないさ |
部屋でくつろいでいる時はたいていテレビをつけている。テレビのそばにはパソコンがあるのでそれもつけている。ネットは定額ADSLにしたのでつけっぱなし。ニュースもネット、テレビ番組もネット。情報誌の類はネットのおかげでほとんど必要ない。新聞はあれば楽しいけれど、貧乏だからネットで十分。テレビで気になることがあれば、すぐに検索をかけてみる。 メールも届けば知らせてくれる。ネットワークというものがここまで身近になるというのは本当に驚く事だ。 チャットなるものでは、見ず知らずの人と文字で会話ができる。文字という再現性と遅さが結構気に入っていて、ホスト部屋を作ることも多い。といっても、ほとんど人がこない部屋。自分からどこかへ顔を出す事はまずない。けれど、書類を作っていたり日記を書いていたりするときに、誰かが話し掛けてくるというのは結構気分転換にもなって、個人的にはとてもうれしい。
そんななかに一人仲良くなった人がいた。結構際どい話もする若い女の子。なかなか積極的で困ったのだけれど、それはそれでうれしいもの。実際ではうだつの上がらない私も、ネット上くらいは乗ってみればいいのだけれどやはりそんな真似は出来なかった。けど、お話するのは楽しいものだった。 そんな彼女がしばらく姿を見なかった。心配はしたけれど、そういうのも良くある事なので、気にとめる程度にはしておいた。で、今日久々に連絡があった。
彼女は既婚で嘘をついていた、とのことだった。そして、さよなら、と。 文字のやり取りや声のやり取りだけならば、それだけが真実。会う会わない以前の問題なのだから、私自身は歳も性別もどうだっていいのだけれど。 そういってしまうと、空虚なのはむしろ自分のような気がする。相手を翻弄して、時には怒らせ、だまし、喜ばせる。人を介するメディアなのだからその方がずっと人間的で発展的だ。 怒ろうともしない私に、彼女は「優しいね」といってくれた。でもそれは違うと思う。虚ろなだけだ。
ネットでの出会いが空虚だとは全く思わなかった。今も素敵な方々とやり取りがある。けれどあるとき突然切れてしまうこともある。切れやすいのは確かだけれど、素敵さには変わりはない。
彼女は全て嘘だったと最後に言った。そして 「さよなら」と言葉に。私は「おやすみ」と答えた。
このまま空虚に還ってしまうのも仕方がないけれど、私はそれを超えてみたいとも思う。この世界は見知らぬ人々に向けて開かれているものなのだから、誰にも「さよなら」は言いたくないのです。
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