私季彩々
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手を天上の方へ伸ばすととても温かい。暖かい空気が上るのはよく知っているけれど、これほど違うのかと驚いてしまう。で、猫が引っかいてぼろぼろのカーペットの上に寝そべると、これまた寒い。まぁ当然の事だけれど、実際に感じることは別次元である。
グラデーションというと日本語でどういうのだろうか。 温度のグラデーションを色で表現すると、一般的には赤から青になる。この部屋のグラデーションも立派についているわけで、一個しかない温度計が語るのはまさに点でしかない。18℃のオレンジ色で一面染まっているわけではなく窓に面した深い青からストーブから天上に立ち上る紅まで多彩な事だろう。
人が作り出す環境などは、どうがんばってもそれくらいのムラは生じてしまうわけで、それを均一に馴染ませるそよ風の存在というのは大きなものだ。春夏秋の暖かなそよ風は、特別な心地よさを自身に与えてくれるかのような錯覚を覚えるもの。 ムラがあれば、心地よさも違うわけで、寒いと感じる人もいれば熱いと感じる人も出てくる。上司はストーブの前でぽかぽかして私はひざ掛けをしても全然寒いなどという環境は、普段なら笑って話せることも皮肉っぽい口をしたりしてしまう元にもなる。
そういうときこそ、無理して花をいけてみたりすると、空気が変わるかもしれない。ちょっとした素敵な行為というものは、狭い空間の中にそよ風を吹かせるように、場の空気を和ませる事なのだろう。
大人が暑がっても赤ちゃんは寒がってみたり、猫は尚更寒かったり。私のいない間、椅子の上に上がってしまうのは、飼い主の匂いが恋しいのではなくて高いところが温かいからか?
そういうわけで、冬の北国では扇風機が地味に活躍するそうで。小さな扇風機を天井にスポットライトのように設置すると◎。さしずめ素敵な女性社員が何気なく置いた花のように、ほんわか温かい風を感じる事でしょう。
”暖めたい”想いは上昇気流なり 並ぶ君にこそ届けたいのに
優しさは上昇気流に乗る手紙 宛先もなく何処かに降る
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