私季彩々
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2002年01月09日(水) 志愚考

 せっかっく寝床を作ったのに、猫は見向きもしてくれません。るるる。

 動物を室内で飼うと困るのは糞の始末。まぁ、一日おきにまとめておくわけだけれど、生活リズムが崩れがちだと、どうしても溜まってしまう。そこで我が家のベランダはごみ置き場となっている。なんせもう雪がこんもり溜まっているわけで、天然の冷凍庫。ほかに利用の当てもないので春までこんな状態でしょう。春が怖い・・・。

 豪雪となった今日だけれど、何故か灯油も切れて米もない。幸いにして歩いていける距離にスタンドもコンビにもあるので助かるが、なんでこんな日に限って豪雪なのでしょう。ぶつくさいいながらもポリタンクを抱えて買いに行く。そんなな負け心の私をスタンドの方は温かく迎えてくれる。こんな寒空の中、本当にご苦労様です。
 私は農業でも漁業でもガソリンスタンドでも、外で働く人たちを無条件に尊敬する。医者や弁護士などよりはるかに上だと思い込んでいる。職業に貴賎はないが、この世の中にあって大切な事は、室内よりも外に溢れているように思えてならないからだ。暑い寒いを感じてこそ人間ではないかと思う。

 「志」ということばがある。「志が違う」といわれると、私はあなたの志よりも低いのかと怒りを覚えた。志に高いも低いもなくて、有るか無いかが大事だと思う。

 思えば私はいろんな仕事に一時的とはいえ接してきた。デスクワークで室内にずっといると周囲が見えなくなって、楽そうな条件の良さそうなところを見つけてはひがんでいる自分がいたことも知っている。それを放り投げた事もある。
 学生実習用の遺体をブラシで洗う人。豚の悲鳴のなか黙々と屠殺場へ追いやる人。魚河岸の食堂で4時からウエイトレスをしていた女の子はいつも眠そうだった。
 朝早く私をタクシーで送ってくれた運転手さんは、その後洗車して数時間家で休むといっていた。通常勤務を終えてそれから明け方までの超過勤務で交通誘導を続けるおじさんは、どことなく笑顔は寂しげだったが、家族の事を話すと誇りをもった一面を頬のあたりに示してくれた。

 何がいいたいのだろう。この辺の事はいまだにわからないのだけれど、やりたい事とか仕事の誇りだとか言うものは結構いいかげんなもので、だからこそ人の個性や人生が滲み出るような気がする。一途を貫くも良し、見聞を広めるも良し。固執するも仕方なし。ヒラリと舞ってみるも良し。

 所詮は誰がなんと言おうと自分が決めた事。決められたと思っていては、どうあがいたって誇りはもてない。何が必要で何が必要でないかがわかったらもう死んでもいい頃だろう。

 何でこんな事を考えたのかというと、「志が違う」といわれたから。今思うと、それは目標が違うというか、純粋に目指している事柄が違うということで、高い低いじゃないということだったので、そんなこともわからずに喧嘩腰になってしまった自分が情けない。
 でも思うのは、「志」というものは職業だとか、何を目指すかという事だけじゃなく、もっと個人の生き様を示すようなもの。アプローチは違っても俺達同類じゃん、みたいな。

 過去の経歴や現況を越えて今後を見据えて歩く一歩こそ大切。学校の先生達はずっとそういっていたはずなのに、社会に出るとみんなその事を忘れがち。人の魅力というのはその辺から立ち上るはずだ。

 ま、そんなことばかりいってると悩んだりする姿をみせられなくってつらくなることもあるかな。私はどうも比較ばかりをして正当化しようとしているのかも。うぬぬ。まとまらなくってすみません。あはは。 Home&Photo


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