私季彩々
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2001年10月06日(土) 茶碗蒸浮かぶなるとはご挨拶 待つは甘栗想いの底で

 後輩が栗を持ってきた。いとこが農家でピーマンやらししとうやらいろんなものを持ってきてくれるのだが近所の親戚が農家というのはうれしいことだ。艶やかな緑から落ち着いたこげ茶色へと季節は移っている。
 渋皮はとるべきなのだろうが、めんどくさいのでそのまま口に放り投げる。甘味が十分ではないためか、渋皮の苦味とあいまってこの方が甘く感じられる。久々に食する優しい甘さだ。
 栗といえば茶碗蒸。銀杏を主張する人もいるが断然甘栗だ。我が家の茶碗蒸はしいたけ、鶏肉、なると、そして栗だった。栗は重いので下に沈む。最後の最後に楽しみにしていたものが現れるというのが私の嗜好にあっている。ついでにチャーシューは最後に食べる。
 以前、突然茶碗蒸が食べたくなったのだけど作り方もわからなかった。多分とき卵にだし汁を加えたものだろう。鶏肉としいたけはあるし・・・。あ、栗がない!栗は必須だ。ということで瓶詰めの栗を買ってきて挑戦してみた。マグカップにアルミホイルで蓋をした。蒸し器なんて当然ないから、鍋に水を浅く張ってその中にざると適当な蓋をいれた。こうするとマグカップが鍋の中で浮いてくれた。
 出来は上々。苦労の末できた茶碗蒸はふわふわで、手抜き自炊しかしなかった私には数少ない傑作だった。あまりにうれしかったので当時付き合っていた人のところへ持っていったら、あまりの意外性に驚いて涙を浮かべていた。そういう感動もあるのでしょう。

 茶碗蒸でちょっとした感動。肉じゃがに弱い男達。ありきたりでも意外と手を出さない事というのは新鮮な感動があったりする。一人でほくそえんでいるだけではもったいない。

 カレンダーには”食欲の秋”とあった。初物は栗。栗色の思い出。今茶碗蒸を届けられる人がいないのはちょこっと寂しいですが。ほほ。

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