私季彩々
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| 2001年09月15日(土) |
吾児背負いリタイア告げる父親に”まだ登るんだ!”と勇む子の声 |
北海道の紅葉は大雪山系から始まる。見頃としては来週あたりなのだが、ヒマは今週しかないので出かけることにした。前日にキャンプ場について夜まで飲んだ後、今日見物と相成った。 目的地は銀泉台という北海道で車でいけるところでは最も高いところ。車はすでに数十台あって交通整理が行われていた。山の紅葉はまだ三分というところだが黄色い木々がまとまるところには見事。その一絵だけで十分満足なのだが晴れ間が見えるいい天気。更なる紅葉を求めて赤岳頂上を目指す事にした。 赤く染まるナナカマドが緑のハイマツ上に点々と島をつくっている。山腹は赤い斑点をのせて裾へと降りるがその眼下は今だ緑の森。絶景の中この森一面が紅黄緑で染まる姿を浮かべながら2時間足らずで頂上についた。トレッキングとしては申し分のないコースだ。
途中いくつかの家族連れを発見。一番元気なのは女の子。元気に登頂。駄目なのは男の子。”まだ頂上じゃないの?”と連呼。2時間の歩きは単調に過ぎたか。彼はしばらく山には来ないだろう。
第二の家族は子供ふたり。うち一人はまだ赤ちゃんでお父さんのお腹にくっついている。もう一人は5歳くらいの男の子だ。おとおさんご苦労様。 最後の急登を前に家族は断念。赤ちゃんを抱えてでは無理だろう。そんななか、”どうして頂上に行かないの?”を連呼。”もうここが頂上なのよ”とのお母さんのたしなめももちろん通用しない。微笑ましさに華やいだ原色の色彩に潤いをたたえたような波紋が私達にも広がってきた。彼はまた山に登るだろう。
子供の頃の登山なんて往々にしてつまらないもの。そんななかであった有望な彼に山の魅力を吸収して欲しい。
”頂上なんてどこだっていいのさ、坊や” 素敵な素敵な家族でした。
吾児背負いリタイア告げる父親に”まだ登るんだ!”の勇む子の声
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