私季彩々
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2001年08月05日(日) ゆったりと流れる時間 

 友人に振られヒマな休日となるはずだったが久々のいいお天気。一人では初めてなのだが予定通り夕張岳へ行く事にした。車は2km以上離れた友人のところへ預けてあるのでそこまで出かけた。朝の4時半。ひんやりとした空気の歩道で寝ているおっさんを介抱するというハプニングものおまけつきだった。

 夕張までは約1時間強。そこから林道を通って登山口は悪路の連続だった。登山口には20台近い車が連なって人気のほどをうかがわせた。夕張岳は蛇紋岩というアルカリ性の土壌が露出しているため固有の高山植物が多く自生しているからだ。その為に盗掘が横行しているため管理が厳しい。入り口には盗掘防止のパンフレットを配る人に加えて携帯トイレを配布していた。山での大小の始末は非常に重要になっていることは個人的にはよく認識している。

 借りたデジカメにはバッテリーが十分になく慎重に写真を撮る。本を片手に様々な本を調べ接写。すみれやシナノキンバイが盛りとなって黄色い空間を作り出していた。これについては整理してアップしたい。

 何より驚いたのは4時間のコースタイムなのに6時間半かけて登ったということだ。今までの私だったら2時間半で登っているだろう。ピークハンターの私がこの鈍足。この事実に感動した。風景を眺め、花を観察して調べ、写真を撮り、道行く方々と花の話をする。ゆったり歩けるという事は感じる事が多くなったという事だ。これはとても大きい事。
 歩くスピードは速い私。それはともすればその場にいる事が居たたまれないからかなと思うこともある。楽しく話す人たちとその感情を共有できない焦燥感。脚は動いても目が下を向いていたりする。そんな私が今日は人の倍近い時間をかけた。おじさんに抜かれおばさんに抜かれた。

 花は思ったほど多くなかった。まだまだ眼が足りないという事ですが。けれど一つ一つの花に感動した。その足の遅さに気付いたのは下山して車に乗ってからだった。

 時計はどこかに忘れてしまってこの2週間ほどしていない。今回一番感動したのはその”時”のことだったのですよ。ほほ。 Home&Photo


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